商品の詳細
【内容情報】 小林泰彦・装幀:カット
「オヨヨ大統領」シリーズなどで一躍現代の人気作家になってしまった小林信彦の第一小説集。この時期はまだ「中原弓彦」というペンネームを使っており中原名義の『虚栄の市』『汚れた土地』『冬の神話』は「初期三部作」と呼ばれている。尚、角川文庫絶版で絶大な人気を誇る『監禁』(金子国義装丁・装画)の元版は『ある晴れた午後に』(新潮社)であり小林信彦名義著作の第一作にあたる。
さて本書『虚栄の市』は新進気鋭の若手作家・有賀俊介がマスコミ界に巣食う怪物たち、ゴシップ屋・アル中・若手作家をいびるのが趣味のサディストの編集長などを相手にひとあばれするというのが物語りの本筋である。当然のごとくこれはエンターティーメントを目指して書かれた小説ではなく、若き日の小林信彦の当時のマスコミ界の低俗さへ怒りが書かせた風刺小説として読まれるべきものである。本書の題名、「虚栄の市」とはそんなマスコミ界に対する風刺的蔑称であるのだろう。
[目次]
- 第一章 岬の家 / 5
- 第二章 俗塵 / 34
- 第三章 早い夏 / 68
- 第四章 第九芸術の夜 / 100
- 第五章 虚名 / 157
- 第六章 乱戦 / 183
- 第七章 成功 / 212
- 跋 山川方夫 / 231
・状態・経年:単行本18..0x 13.0 x1.1cm 2段組230+跋:山川方夫:3ページ ・
:全体:画像がてです。
:発送はレターパック、レターパックプラス、ゆうパック(3Kg超セット本)スマートレター(A5;厚さ2㌢以下):(台紙なしでのお送りになる場合もございます)のみを使用します
(梱包材は、簡易包装になります)
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